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エッシェンバッハ & フィラデルフィア管弦楽団 (サントリーホール)

私は全然マルチな人ではないので、ひとつ何かに集中してしまうと、他のことがいろいろ疎かになります。先月は久々にそんな波がやってきて、ブログの更新はずっとお休みしてしまいました。
出来事はそれなりにあったのですが、ここには備忘録として、エッシェンバッハ&みどりさんのことだけを書いておこうと思います。

エッシェンバッハ & フィラデルフィア管弦楽団 (サントリーホール)_c0098464_12275336.jpg
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
五嶋みどり(Vl)

チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ショスタコーヴィチ : 交響曲第5番 二短調 Op.47












5/24(土)の演奏会を聴きに行ってきました。チャイコのV協は昨年のパリ管&諏訪内さんがとてもよかったので、今回はどんな演奏が聴けるかしらと楽しみで。期待どおりの素晴らしさ・・・とまでは実はいかなかったのですが、それでも十分に堪能できました。

なんといっても、みどりさんの集中力がすごい。最初から最後まで緊張感が途切れることなく、一つひとつの音がもう比類なく美しいのです。艶やかで深みがあって。みどりさんの演奏は若い頃から聴いていますが、どんどん熟成してくる感じがして、これからもとても楽しみです。

『大満足』にまで至らなかったのは、オケとのバランスかなぁ・・・オケはオケで悪くはなかったのだけれど、みどりさんのソロと合わせると何か違うような気がしてしまう・・・何が、とはっきり言えるわけではないのですが。

ショスタコはよかったです。欲を言えばきりがないけれど、全体的に気持ちのよい演奏で、爽やかな気分が残りました。アンコールで演奏されたワーグナー(歌劇『ローエングリン』より第3幕前奏曲)は更によくて、ワーグナーだけのプログラムを聴いてみたいかも、と思ったり。(そういえば、METの来日公演でエッシェンバッハが振ったのもワーグナーでしたね)

大きなホールでの演奏会は久しぶりだったので、その雰囲気も含めて楽しんだひとときでした。次は何を聴きに行こうかな♪

by teacosy | 2008-06-01 21:35 | music

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